「仮面じゃない私」(詩)

 

 


本当の私が何なのか、分からなかった

 


誰かの理想の私

 


いつも誰かのことばかり

 


それが正しい

 


だから何度も見失う

 


本当は嫌だよ?

 


誰かの理想の私でいなきゃいけないなんてさ

 


でも、生きていく為には必要だった

 


あの世界で生きていくには

 


そしてまたあの世界に私は帰る

 


暗くて冷たくて小さな世界に

 


たった2ヶ月

 


でもその2ヶ月は私にとって陽だまりのよう

 


おかげで私はまた命を繋ぐことができた

 


また笑ったり泣いたりできるようになった

 


仮面の私は3日後

 


それでいいの

 


私が生きることが大事だと

 


またたくさんの人たちが私に教えてくれました

 


そのままのあなたでいいと、

 


無理に頑張る必要はないと、

 


もっと自信を持って、そう言ってくれた人たちのおかげで

 


私はお人形から人間に戻れた

 


私は弱いから入院での思い出を縋りながらでしか

 


あの世界で生きることも困難で、

 


あの世界の彼らに怯える弱い人間だけど

 


それでも思ってしまう

 


私という存在に

 


笑ったり救われた誰かがいるなら

 


それはとてもうれしい

 


それは次のあの世界で生きる私の希望になるんだ

 


だから、ありがとう

 


私に優しくしてくれた人たちへ

 


私に希望をくれた人へ

 


ありがとうございます…