ロックマンエグゼ:メイル×炎山

まず一発目、メイ炎
炎メイはあるかもしれないがメイ炎はない
なので私が書く
というわけで苦手な人バックプリーズ
***
(うわあ、まずいもの見ちゃったなあ)               序々:平和の中にある戦闘
伊集院炎山は心からそう思った
「げッ!!?え、炎山!!どうして会議室に!!!!?」
質問したいのはこっちだ
そもそも会議室という定義すら覆すようなことをお前らはしているのだからな
そう、お前らが
会議室の机の上でいちゃつくから
「失礼した」
ドアノブに手を掛けたのは言うまでもない
何せネットセイバー同士のディープキスなんざ俺には知識すらないし
なくて良かったかもしれないな
このまま帰るつもりだったのだが
「誤解して帰るなあああ――!!!!!」
誤解じゃないだろう、お前はそこの変態茸と付き合っているのは事実なんだし
ああ、良かった.俺の彼女が極度の変態魔じゃなくて
やはり付き合う相手は選ばねば
そう俺の恋人、桜井メイルはからかいはするものの熱斗の恋人ほどド変態ではない
女が変態なんて怖いけど本当良かった
「邪魔したみたいだからな」
「邪魔じゃない!てか、助けろよ!!!」
即答だった
というかとても必死な顔をしてヘルプを求めている
だが俺は、
「悪いな、自分の身の安全は自分で確保しろ」
この際冷たいと言われても構わない
先程から氷に近い視線が突き刺さっているんだ
俺だって自分の身の安全を確保するので精一杯なんだ
どっかの誰かと違ってお人好しになんかなれない
そんなことしてたら殺されるだろう、俺が
熱斗、お前の恋人であるライカは銃を構えているんだ、怖い以外に何がある
「じゃあ…」
「助けてよぉ……」
余程切羽詰った状態なんだろう
俺に上目遣いで懇願してくる
これがライカやブルースには効いたかもしれないが残念ながら俺には微塵も効かない
ブルースもライカに近い変態チックな熱斗マニアだ
ああ、こんな阿呆な奴を愛せるなんて俺のナビはどうかしてる
でもそれが現実
とりあえず俺は会議室を猛ダッシュした
−桃色赤組−
シリーズ:アクセス終了後〜 CP:メイ炎(主要)、メイ→炎、ライ熱、ライ熱ブル
メインキャラ一.
名前:桜井メイル
ナビ:ロール
年齢:11
詳細:秋原小学五年生の極普通の女の子
   ネットセイバーではないが幼馴染がネット警察に所属している為何かと事件に巻き込まれている
   学校のクラス内ではアイドル的存在の可愛らしい外見を持つ
   と、同時に少しばかり腹黒い一面も
   誰もが熱斗とメイルは恋人だと思われていたが彼女の本命は驚くべきことに幼馴染のライバルだった
   周りに変態ばかりが集まるのでクールな突っ込みが彼女の担当になってしまっていたりもする
メインキャラ二.
名前:伊集院炎山
ナビ:ブルース
年齢:11
詳細:大手ハードメーカの社長御曹司にして自身も副社長を担う小学生
   ネットセイバーでもあるので事件に首を突っ込みがち
   容姿端麗、頭脳明晰なので周りからの注目と視線を常に浴びている
   その上ネットバトラーの才能もあるから余計に人の目を引いてしまう
   が、以外にも常識に沿った考えを持っており猪突猛進なライバルや変態チックなナビに苦労している不憫な少年
   恋人はライバルの幼馴染だが彼女こそ冷静さを失わず的確に突っ込んでいるので強い安心感と信頼を寄せている
   文句言いつつも友人を大切に思っている仲間思いな一面も
メインキャラ三.
名前:光熱斗
ナビ:ロックマン
年齢:11
詳細:秋原小学五年生の元気な男の子
   ネットセイバーに所属しており同様にライバルも所属している為かいつでも全力で任務に力を注ぐ直感肌
   恋人はいるがあまり相手をしない
   変態な相手を好きになった為か彼自身も少しずつ感化されつつある
   ネットバトルの才能があり幾多の事件をなぎ倒してきた経歴を持つ
   その為敵は減るばかりか増えていく一方になりつつある危険な状況下に陥ることも

1.必要として
科学省ロビーにて、
今現在自分の恋人と光熱斗の恋人が決闘中
「何わけ分かんないこと言ってんのよクソ茸」
「ほう、わけ分からない?お前もどうせ似たようなことを炎山にしているんじゃないか??」
「ふざけたこと言わないでくれる?私と貴方を一緒にしないで、この私が恋人に不憫なことさせるわけないじゃない」
「その割には炎山を仮眠室で押し倒しているようだが」
「変な言い回ししないで頂戴、炎山君が疲れきった顔してたから仮眠室まで連れていって寝かしてあげてるだけよ」
「「…」」
完璧に桜井の勝利のような気がする
彼女はライカを完膚なきまで叩き潰さないときが済まない
イカを嫌っているという意思がひしひしと伝わる
「なー、ライカ…言いかえされっぱなしって悔しくない?」
「くっ…ねっとおおおおおおおお!!!!」
桜井の冷たい言葉に泣かされたライカ熱斗に泣きつく
「うわああっく、来んな!ライカ!!」
熱斗…、冷たいぞ」
「うっ…」
妙なやり取りだ
しかしこれもいつもの事
この四人と話し合うと何故かいつも桜井とライカの口論バトルが始まる
まあ、いつも勝っているのは桜井だが
「全く貴方の趣味に呆れるわね」
「俺はライカのこと好きじゃないって!!」
「あら?その割にはずいぶんといちゃついているようだけど」
「いつ俺がライカといちゃついたんだよ!!」
「昨日炎山君が見事にデッドゾーンに入ってしまったらしいし」
「…へ?……て、ちっがー――う!!!!!!!」
「どこが違うの?会議室の机の上で抱き合ってるところのどこが??」
「だっだっだからっっ!!!」
顔を赤くして否定する熱斗の姿が愛らしいと確かどこぞの赤いナビが呟いていた気がする
しかし彼女は熱斗と会話をするのが本当に好きなんだな
恋人よりもそっちの会話を優先するのは複雑な気持ちだ
まあこの手の話をからかえばからかうほど熱斗は慌てふためきながら真っ赤な顔をして否定するからな
からかい甲斐がって彼女としては楽しいのかもしれない
趣味が悪いとも言えるかもしれないけれど…
「メ、メイルちゃんだって!よく炎山と楽しそうにデートしてるじゃん!!」
「そりゃ恋人同士ですもの」
切り返しが上手いな
しかも恋人同士だということを隠しもしない
まあ隠す必要もないだろうが
「う〜〜っ!!」
先程よりも赤面し涙ぐむ熱斗
ああ、己のナビの叫び声が聞こえてきそうだ
桜井が涼しげに紅茶を飲む
彼女は冷静だ
俺よりも
(そんな彼女が何故俺を選んだんだろうな…)
疑惑は不安へと変わる
捨てられはしないだろうか
失ってしまうことはないのだろうか
自分から思ってもとても良い人間とは思えなかった
人を嘲笑い、弱いものを小馬鹿にし、自分の邪魔をする相手を徹底的に叩き潰した
そんな生き方をしてきた相手を誰が好きになるだろうか??
ましてや人の良い彼女が他人に今まで情けという言葉すら掛けずにやってきた自分を
本当に、……愛してくれているだろうか?
同情ではないか
ただの情けではないか
そんな不安が、過ぎる
「炎・山・君?」
「…へ?あっ、桜井」
「何か考え事?」
「え、ああ.少し…」
って・・・、
「っ!!!!!??!」
桜井に抱きしめられてるっ!!?
な、何故いつの間に!?
「あー、その反応良いなあ」
彼女の悪い癖だ
熱斗だけでは飽き足らず俺にまでからかう
でも、
「ねえ、どこか出掛けましょう?」
「…………ああ」
落ち着くんだ
桜井に抱きしめられると…、必要とされてるみたいで 
***
桜井メイルと伊集院炎山が今お気に入り
世間は炎熱だろうが炎メイだろうが断じて彼は受けだと決めつける私
次は何のCPにしようか…
ちなみにライ熱…熱斗受けはあるが炎山が熱斗に対して攻めに回るのは断じてあり得ない