代わりに(豪炎寺×ジル)

それは突然だった
「頼む!ジル、豪炎寺の病院に行ってきてくれないか⁉︎」
お兄ちゃんは優しくて頼もしい
大体のことは自分で率先してこなそうとする人
だからこそ、自分ではなく妹に頼むことに私は驚いた
私は豪炎寺先輩とは初対面の頃よりは慣れた
けれど…
「そ、そんな…私が豪炎寺先輩の尾行をするなんて…」
バレたら消される‼︎
そんな馬鹿な…と思われるかもしれないけど…
私にはそれぐらいの気持ち…ああ…
「ジル〜…豪炎寺のケガが心配なんだよー…でも次の試合の練習があるのにキャプテンの俺が休むわけにはいかないし…俺が尾行したらバレるし逆に怒るだろうしさ…だから!頼む‼︎」
そう言って頭をご丁寧に下げるお兄ちゃん
そんな風にされたら…
「う…わ、分かった…から、お兄ちゃん、頭、上げて?」
弱々しくそう私が言うとお兄ちゃんは満面な笑顔を見せる
「じゃあ…頼むなーッ‼︎」
そう言ってグラウンドまで走り去る
元気よくサッカーを蹴るお兄ちゃんに私は少し嬉しくなり部室に戻る
ずっと元気なかったお兄ちゃん…
「でも…はぁ…私が怒られるよね…豪炎寺先輩に…うぅ…っ」
ちらりと時計を確認する
豪炎寺先輩が学校から病院に行くまで後40分…
不安な気持ちを抱えながら…私は部室でしゃがみ込み、途方に暮れていたーーーーーー…
×××××××××
やっと小説書けた‼︎
2次創作用の詩や短い小説のノートに書いたけど…番外編的な感じで書いたつもりが…
続編みたいな終わり方に…( ̄▽ ̄;)
もういい加減豪炎寺×ジル(円堂の妹設定)の小説や詩のノートを作ろうかなぁ…んー…タイトルが決めかねる…よし、とりあえずブログには随時更新しまーす‼︎